練馬区 天然無垢　新築エコ住宅

フルリノベーション・建替え両方の観点から現地調査を行いました お父さんと息子さんご夫婦が２世帯で暮らすという点は当初から軸としてありましたので、増築や改築が繰り返された巨大な２世帯のお家を今後どのように活用できるか、ということからスタートいたしました。築年数が45年という木造住宅はリノベーションでもかなりの費用を要しますので、新築という観点からも同時進行でお話を進めていきました。それぞれのメリット、デメリット施主様のお気持ちを何度も確認し、相談を重ねた結果、今回２世帯住宅新築プランを採用する運びとなりました。

旧家の様子

N様邸は、築45年の木造住宅です。 お父様が残されたこの家を大変大切に思われてお住まいになっていることが伝わってきました。 しかし、建築当時はモダンな建物だったことが伺えますが、現地調査時には既に雨水が浸み込み木材が腐食、崩れかけている箇所もあり住居としての安全性が保てていない状況は外観からも一目瞭然でした。

			専用の重機を使用し全て解体します。きれいに更地となりました。

	地を鎮める儀式。名前の通り、建築を行う前にその土地の神を鎮め、土地を使わせてもらうことの許しを得ます。神を祀って工事が無事であるようにと安全祈願の意味が込められています。

			土を掘り、地盤を突き固め基礎配筋工事を行います。今回地盤調査の結果、地盤改良は必要なしとの判断、ベタ基礎を採用しました。

			耐圧盤のコンクリート打設後、基礎の立ち上がり部分のコンクリート打設を行います。

			型枠をはずし、基礎工事完了。

			土台敷きの様子と先行設備配管。長期優良住宅の基準に従い、配管はGL上で露出としてメンテナンス性を考慮しました。

			いよいよ柱を建てていきます。

			屋根を支える屋根裏の骨組み（小屋組）の様子です。

			屋根が施工されるとだいぶ形が見えてきます。

			防腐・防蟻措置。柱の色がオレンジ色になっている箇所は薬品が塗られた位置です。 金物の固定。建物の強度を長く保ち、耐震補強の大切な工程です。

	棟が上がったことを喜び、感謝する儀式です。前日の大雪で心配されたお天気も快晴となりました。建築に携わる方々と施主様のおもてなしを受け今後の工事も無事であるよう祈願致しました。

	1Fは主にお父様がお住まいになるエリア。南側開口の広さを最大限に利用した明るいリビングです。お父様が選ばれた無垢材、味のある1枚板もリビングに取り付けます。

	お父様最大のこだわりの１つ和室は趣味の落語を楽しむ場所でもあります。畳が入るととても舞台らしくなり、リビングに座ると観客の気分。舞台にも出来るこの床の高さがポイントです。

	約4.5帖、１部屋ほどの広さがある玄関は、玄関というよりは土間。井戸端会議場！？人々がが楽しく集うことが出来ような素敵な空間を作りたいという施主様のご希望が詰まっています。

	家の中で１番小さな空間トイレですが、贅沢な商材を多様に、そして巧に使用し誰もが驚く空間へ。階段下の絶妙な隙間に手洗いスペースを設けています。

	息子さんご家族がお住まいになる２Fは家族が１つになれるような開放的で明るいリビングが特徴です。

	２つの居室は北側窓が多い為、あまり大きな開口を作らず、天窓から採光を取入れています。壁、天井共にしっかりと断熱材を入れ、床は無垢パイン材を使用しており冬でも快適です。※ロフトはタイルカーペット※LDK以外の居室は建材フロア

	外壁には今後のメンテナンスを見越して耐久年数に優れた金属サイディングを採用。屋根面全体に、遮熱材を兼ねた断熱材を採用。建物内に入ってくる熱を屋根面で防ぐため、夏の暑さ対策において効果的です。屋根はコロニアルの高耐候性グレードを採用しています。

	南側の広い敷地を利用し、ウッドデッキ（縁側）を造作しました。リビングに続くこちらのスペースはお父様のお気に入りです。

	南側にはタイル貼りのベンチを設置。こちらは近所の方がちょっと座って話せるような癒しスペースです。玄関前は２Fバルコニーの軒下効果により雨の日も濡れません。格子が目隠しでもあり、アクセントにもなっています。

	南西角地を上手く利用し３台駐車が可能です。駐車スペースから玄関まで雨の日も濡れない動線を何度も検証しました。

	あまり植物をそだてたりという習慣がなかったというお父様のために選定した植栽は極力手を加えなくてもいいような強くて見た目の良い植物としました。